これでいい野田クラクションベベー

”日々の暮らしにメリット”をそんな気持ちで執筆しています。

キャンプを超える面白さ…人と仲良くなるならテントサウナでキマリin木崎湖

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サウナ用語で「ととのう」という言葉がある。

サウナと水風呂を繰り返し、イスやベンチに腰をかけゆっくり休憩すると、酸素が脳にバァーと行き渡りとてつもなく気持ちのいい状態になること。

 

これをより実感できるのが、「テントサウナ」だ。

 

サウナで温めた身体で、桟橋を全力でダッシュし、天然の湖へダイブ。

夜になると満点の星空を眺めることもでき、記憶に一生刻まれるような奇跡の時間を体験できるのだ。

 

東京から4時間…フィンランドを感じさせる桟橋のある木崎湖

東京から車で4時間ほどでいける、木崎湖

アニメ「おねがいティーチャー」(2002年)と「おねがいツインズ」(2003年)、いわゆる「おねがいシリーズ」の舞台になったこともあり、アニメファンの方々が足を運ぶちょっぴり不思議な空気が流れている場所だ。ちなみに、自分が行った日にもコスプレイヤーの方々がたくさんおり、そんな中テントサウナでわちゃわちゃしていた自分たちとの対比が面白かった。

http://www.kizakiko.com

 

ちなみに、ライブカメラで24時間撮影しているので、混み具合などを見れるのは非常に助かった。

木崎湖キャンプ場ライブカメラ - 見えるカメラ

 

テントサウナは設営からやるのが楽しい

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先日参加したサウナキャンプフェスでは、テントサウナがすでに設営された状態ではじまり、それぞれ担当者の方が一生懸命に温めてくれたテントサウナに入る形だった。それはそれでありがたいし、めちゃめちゃよかったのだが、実際にテント内をサウナ室へと変貌させるのは非常に楽しかった。

 

驚きだったのは、テントサウナがあっさり建てられたということだ。

 

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パッと見大変なのかな? と思っていたのだが、テントを広げて、棒を並べて、ペグを打ち

 

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ストーブを組み立てて(これもめちゃ簡単)、

 

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石を並べて、

 

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薪を入れて温めて終わり。建てるまでに30分? ほどあれば十分だ。

 

フィンランドのような生活を体験

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フィンランドには、スモークサウナという「キングオブサウナ」と呼ばれるものがある。

煙突のない小屋で巻を焚べ、ゆっくり時間をかけて石を温めて入るサウナのことだ(普通は煙突あるし、近代では電気とかガスで温めれるようになってる)。

めちゃめちゃ手間がかかるのだが、その手間こそ人生で最も大事…と言われるほどフィンランドの人たちは生活の一部になっていたそうだ。

父はサウナ小屋をあたため、母は料理や洗濯をし、子供は犬たちと一緒に草原を駆け巡る…みたいなことをテントサウナでは体験できるのだ。スモークサウナの体験記は別のブログでも書いているので、読んで貰えると嬉しい。

お父さんは薪を焚べ、お母さんは洗濯と料理。サウナの原点「スモークサウナ」に感じたフィンランドの原風景。 | 東京上野のWeb制作会社LIG

 

テントサウナはそれに似たような体験ができた。

 

男子はテントを立てたり、サウナを温めたりし、女性はご飯を作ったりする。それぞれが仕事をしながら、合間合間でビール飲みながら談笑したり、外気浴に当たりながら休憩したりして、ゆるりと準備していき陣地を作っていくのだ。キャンプにテントサウナが加わるだけでパーティー感が強まる現象はなんなんだろう。

 

話は少し変わるが、日本のサウナは男女で楽しめる施設はほとんどない。それに加え男性びいきな施設も多く、女性サウナーの人たちに優しくない…というのも辛いところだ。それが原因で、よいサウナを体験できる女性は少ないし、サウナがどうしても「暑いだけの箱、オヤジ臭い」と言われ続けてしまうんだと思う。

 

また、サウナ室内では基本的に写真撮影ができないため、「最高のサウナだったー!」とSNSで拡散するときも「お店の看板」を写して投稿…みたいみたいなことが多い。ようは、サウナが楽しい! と伝える写真が撮りにくいのだ。(基本的には裸で入るのでしょうがないのだが)

 

その反面、テントサウナは男女で入ることができ(水着着用)、サウナの入り方を教えたり、インスタ映えする絵を一緒に撮ったり…これまでのサウナとは違う見え方になるんじゃないだろうか。アウトドア・サウナこそサウナの未来を変えれると本気でも思ってる。

 

朝、昼、夜で姿を変える木崎湖で無限サウナ

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無限は言いすぎましたが、一泊二日を通して感じたのは朝、昼、夜全部楽しいということだ。

 

おそらく、11月ころの冷たい湖(この日は13度くらい)に水着で入る人なんてほとんどいないはずだ。だって普通に入ったら寒いから。

ただ、テントサウナで身体をバチバチに温めると、あら不思議…湖が最強のコンテンツになってしまいます。

 

朝は太陽を拝み、昼はちょうどいい外気浴でまったり過ごし、夜は湖に浸かりながら一面プラネタリウム(これはマジで感動した)。どれも記憶に残る貴重な体験になることは間違いなし。

 

しかも、フィンランドさながらな桟橋の近くにテントサウナを立てられれば、サウナに入った後に桟橋ダッシュからの湖にダイブができるのだ。

 

長ったらしく、テントサウナを木崎湖でやって楽しかった…と書いてきた。

言いたかったのは「いつもやってるキャンプにテントサウナを加えたらめっちゃ楽しい!」ということ。

 

現状、テントサウナをレンタルしている施設はないのだが、フィンランドで直接輸入すると10万円くらいから買えて、サウナストーンや薪、ヴィヒタなどを用意しても15万円ほどでやることができる。仲のいいキャンプ仲間と割り勘して買うのもいいと思う。フィンランドで直接買うのは難しそう…と思う人は、日本でも販売しているのでチェックしてみよう。

http://mizujapan.com

 

まとめ

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初めて会った人と、サウナに入るって…怖い…と思う人も多いかもしれないが、そういう感情が全て吹き飛んでしまうのが、テントサウナだ。

 

いろんな理由はあると思うが、非日常的かつ体験が刺激的でインパクトが強い! のはテントサウナの魅力なのかと感じている。

 

こうやってブログを書きながら、インターネットで綺麗な川や湖が楽しめるキャンプ場を探しているのは、全部テントサウナのせいだ。

 

 

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