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これでいい野田クラクションベベー

”日々の暮らしにメリット”をそんな気持ちで執筆しています。

壁No.124 バラライカな壁

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  バラライカバラライカ。悪魔の呪文。古代ヨーロッパでよく使われていた呪文。これを唱えられると、人間から悪魔になってしまう。それ故に多くの人がこの呪文を嫌い無くそうとしていた。のちに語られる、バラライカ撲滅運動のことである。
  古代ヨーロッパでは、戦う者と守る者の2種類の人間がいた。魔法使いは、守る者として国の内部に多く存在していた。その中でも10人の選ばれし魔法使いは、戦う者として戦に駆り出された。通常、戦う魔法を使うのは許されない魔法使いだが、この10人は例外だった。相手の国を潰すために、殺戮を繰り返した。そして、戦争が終わった後に事件は起きたのだ。
  "禁断の書"というものを相手国から見つけた、魔法使いのバラライカはそれをみんなに見せた。そこには、不老不死の呪文や性転換の呪文など、魅力的な呪文が多く存在していた。バラライカは、天使を悪魔にする呪文を見つけた。しかし、その呪文を唱えると自分も悪魔になるというリスクがあった。バラライカは、散々人を殺させた国を恨んでいた。そこで歯止めが効かずに呪文を唱えた。"バラライカ""バラライカ"周りの魔法使いは悪魔になった。その瞬間に自我を忘れ、周りの人間に呪文を唱え続けた。バラライカバラライカバラライカバラライカ。一夜にして国中が悪魔になった。これが、"バラライカの悪夢"という事件だ。
  今では、バラライカの呪文を使える人もかかっている人もいないが、悪夢はいつ訪れるかわからない。欲望というものは怖いと思った。
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